劇的ビフォーアフター!成勝園さんでタヌキ真柏の植え替え

我が家で最も大きいこちらの真柏。俗にいう「タヌキ(枯れた木をジン風にして他の木とくっつけたもの)」で、細かく見るとよろしくない箇所が多数あります。ちなみに「タヌキ」という呼び名を知ったのは購入後。

シンパク
Before:樹高は大体45~50cmくらい

2016年の10月に入手してから放置していましたが、ベランダでいじるにはスペース的にも難易度的にも手に負えないと判断。今回なんと、平尾さんの成勝園で植え替えのお世話をして頂きました。

基本的には作業のコツを教わりながら自分で作業したり、難しい箇所は平尾さんに作業して頂くなど、道具の使い方ひとつとっても本当に勉強になる貴重な体験でした。これまで独学でモヤモヤしていた身としては本当に目から鱗。職人さんって凄いですよね、ほんと。

今回行った作業の流れはざっくり以下の通りです。

  1. 鉢から抜いて土を落とす
  2. ある程度落としたら水で土を飛ばす
  3. 1と2を繰り返して根元の構造がある程度把握できたところで、真ん中のジンを外す
  4. 絡まった根を外して木を二つに分ける
  5. 植え替え位置を決めて植え替える
  6. 不要枝や伸びすぎた箇所を剪定
  7. 最低限の針金整枝

書き起こすとまあよくある植え替えという感じですが、それぞれの工程で知らないポイントが沢山あり、個人的にはこれまでの植え替えがもう植え替えとは呼べなくなるレベルの収穫祭でした。

根の流れが見にくい時は根洗いで

まずは丸ごと鉢から抜いて土を落としながらバラしていきます。このサイズの作業は初めてだったのですが、地味に腕が疲れる…。ザクザク落とした後、結局根が絡み合ってよく見えないので根洗いをすることに。ちなみに楓やモミジも根洗いすると作業がしやすくなるのでオススメだそうです。

シンパク
結構な巻き根だそうです

土をほじって洗ってを数回繰り返すうちに、真ん中のジンは剥がして外すことができました。

ジンもどき
取り外したジンもどきの部分

引き続き、グリグリに巻いている根をかき分けて、木を二つに分けていきます。ここは平尾さんの手で根を傷つけないように慎重に進めてもらいました。あ、ちなみに何かと活躍する竹箸はいわゆるスタンダードなやつが最強とのこと。

こんな感じの。100均とかに売ってるオーソドックスなやつで良いはず。

シンパク
慎重に根を追いながら分けていきます

無事に木が二つに分かれたところで、平尾さんから「これ、このままいけるかもよ?」というお話が。バラして取り木の練習素材にするしかないかなぁ、と考えていたのでこれは朗報。その場で鉢を見繕っていただき、双幹として作りなおすことになりました。

シンパク
無事に二つに分かれて水につけているところ。このままお昼休憩

集中してムシる、ムシる、ムシる

さて、ここからは例のごとく、作業&指導に集中していたので細かい写真はございません(汗)。個人的には今まで苦戦しまくっていた植え替え時の針金固定のやり方がクリアになったのが一番の収穫です。他の木でも試して見たいと思います。

おすすめの赤玉土も教えて頂きましたが、今後量り売りも検討しているとのことでしたので、そっちに期待してます(笑)。

本題の方ですが、植え付け角度を決定して、基本となるシンパクの掃除(不要枝や伸びすぎたところを剪定していく)方法を教えて頂いた後の姿がこちら。

シンパク
既に別物

もうこの時点で、以前の姿が思い出せなくなる出来栄え。実際にプロの仕事のほんの一部を体験してみて、盆栽って思ってた以上に奥が深いんだなぁと再認識させられました。ここからは黙々と葉をムシっていきます。

シンパク
時間を忘れてムシるムシる

その後、ある程度剪定が終わったところで、右下の部分がちょっと多すぎるよね、という話に。太い枝が同じ高さから3本出ており、真ん中を抜いて引っ張ることにしました。これも見たことあるけどやり方が不明だった作業のひとつ。

ちなみにこの作業がきっかけで、これまでのペンチによる作業を諦め、平尾さんおすすめのヤットコ購入を決断しました。

枝の様子
真ん中の枝は最終的にジンになる

これでひとまず作業完了です!根の剪定や植え替えの負荷があるので、細かい針金整枝は2週間経ってから。とてもテンションの上がる鉢が出来ました。感動。

シンパク
なんということでしょう

余談ですが、終わってからしばらく平尾さんと鉢を眺めた結果、「あと時計に30度くらい回したところがベスポジでは?」という話に(笑)。とはいえ、本来であれば数回に分ける作業をいっぺんに行ったのでしょうがない話です。その辺はまた来年以降に調整していきたいと思います。何はともあれ楽しい作業でした!!

ジンもどき
寄せ植えの土台に

ちなみに、余ったジンもどきは寄せ植えの土台に再利用します。不自然な箇所を平尾さんに少し削って頂きました。後日改めて、防腐&硬質化の作業を行って報告したいと思います。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA